「肥満を改善して健康のために・・・」
「ポッコリと出てきたお腹をすっきりさせてスリムになりたい・・・」
などの思いから多くの人がダイエットを始めます。
しかし、飽食の時代といわれている現代は食べ過ぎの傾向にあり、
体に蓄積した脂肪は、ちょっとした運動だけでは、
なかなか落とすことはできません。
ダイエットを単純にいえば、1日あたりの総摂取カロリー数を上回るように
運動などで、総消費カロリー数をアップすればいいのですが、
ちょっとしたウォーキングやジョギングなどの運動だけでは、
食べ過ぎの食事から摂取したカロリー数を上回ることができないというわけです。
こうした食べ過ぎの食事が続けば、体脂肪はどんどん増えて体型は肥満化し、
さらに、消化不良を起こして腸内に悪玉菌が増えます。
すると、全身にばい菌が蔓延して免疫力の低下につながり、
体は病気にかかりやすくなり、そして、全身の新陳代謝が低下して
太りやすい体に変わるのでダイエットが難しくなります。
体型が肥満化する原因の一つに、こうした「消化不良」が挙げられます。
この消化不良を改善するには、
まずは、毎日、栄養バランスの良い食事を自分に必要な分だけ
規則正しく摂るという食生活を維持することが大前提となりますが、
体内に存在する「酵素」が大きく関わっています。
一般的に、人の生命活動に必要な栄養素として知られているのは
「炭水化物(糖質)」「タンパク質」「脂質」の三大栄養素。
それに「ビタミン」「ミネラル」を合わせた五大栄養素。
そして、最近は、栄養学が進んで「食物繊維」「ファイトケミカル」を加えて、
七大栄養素と呼ばれています。
しかし、この七大栄養だけで健康維持するのは十分でなく、
それに加えて「酵素」という栄養素の存在が注目されています。
そんな酵素は、生命を維持するために、消化、吸収、運搬、代謝、排泄などの活動に
深く関わり、絶対に欠かすことのできない栄養素で、
体内に酵素がなければ、体を動かしたり、歩いたり、手を動かしたり、
会話をしたり、笑ったり、息をしたりすることができません。
そして、酵素は、体内に存在するものを「潜在酵素」と呼び、
実に5000種類以上あるといわれ、体内のさまざまな器官に存在して、
さまざまな働きを担っています。
七大栄養素と合わせて、常に十分な量の酵素が体内に存在していれば、
その働きから消化不良が改善されて、その結果、肥満も改善し、健康が維持でき、
さらに、美容面まで良い効果があらわれてきます。
しかし、潜在酵素は年齢を重ねるとともに減少し、また、暴飲暴食をしたり、
肉料理や油っこい揚げ物などの高カロリーの食品ばかり食べていると、
消化のためだけに多量に酵素が無駄遣いされて、
潜在酵素が不足して代謝関係の働きができなくなってしまいます。
肥満化を防ぎ、健康な体を維持し、美容面にも良い効果を期待するためには、
いかに潜在酵素を温存させるか、そして、不足した分を、いかに補うか、
ということがカギになります。
潜在酵素の不足分は、酵素が豊富に含まれた生野菜や果物、
お刺身、発酵食品などの食品から補うことができます。