酵素は、毎日の食事から摂取したものの消化を助けて、
さまざまな代謝機能を活発にするという働きをして、
その結果、基礎代謝量を高く保ち、
１日あたりの総消費エネルギー量の多い痩せやすい体をつくるので、
健康的なダイエットを目指すうえでは、とても有効です。
そんな酵素は、もともと体内に存在する栄養素ですが、
年を重ねるとともに老化の影響で減少してしまい、
さらに、日頃、肉料理や油っこいものばかり食べていたり、
暴飲暴食やドカ食いなどの食べ過ぎの食生活を続けていると、
その消化のために酵素が無駄に浪費されて、体内の酵素が減少して
代謝に関わる酵素が不足するという状態に陥ってしまいます。
こうした酵素の不足状態を改善するには、毎日の食事で
酵素を豊富に含む食材を食べて、外部酵素を摂り入れる必要があります。
それでは、どんな食材を食べたら十分な酵素を摂取することができるのでしょうか。
もちろん、近頃は酵素ドリンクやサプリメントなどが数多く市販されており、
それらを利用すれば手軽に酵素が摂取できますが、
毎日の食事からも十分な量の酵素が摂取できるように、
酵素を豊富に含む食材を知っておきましょう。
まず、挙げられるのが、バナナ、トマト、リンゴ、キュウイ、アボガド、
パイナップル、オレンジなどの果物です。
果物は、糖分が多いので太りやすいのではないかと心配する人は多いと思いますが、
果物に含まれる果糖は体内での代謝が速いので、実は太りにくいといわれています。
もちろん食べ過ぎは過剰摂取になるので、
適度な量を維持して酵素をしっかり摂取するということが大切です。
次に挙げるのは、レタス、キャベツ、セロリ、ニンジン、小松菜、
ほうれん草といった野菜です。
フレッシュな生野菜と果物を組み合わせて、
低速回転のジューサーで搾って作る酵素たっぷりの生ジュースは、
朝食の一杯にオススメです。
どれも体を冷やすのではないかと心配する人もいると思いますが、
生で食べることがポイントです。
酵素は加熱すると分解されて不活性化してしまうからです。
体が冷えることが心配なら、体を温めるスープや味噌汁と一緒に食べたり、
体を温める働きのあるショウガ、ニンニク、ネギなどを加えることをオススメします。
その他、味噌、漬物、納豆などの発酵食品や魚のサシミ、
それに、近頃ブームになっている塩麴や甘酒などもその一つです。
日頃から食べている食材もたくさんあるので、
工夫して料理し、積極的に食べることで酵素不足が解消されて、
健康的に痩せられるダイエットにつながります。
しかし、中には、毎日、忙しく働いて、常に時間に追われ、
規則正しい食事が摂れないという人もいらっしゃると思います。
そんな人たちには、やはり、酵素ドリンクやサプリメントが便利でススメです。
酵素だけでなく、ビタミン類などの栄養も豊富に含まれています。
