「適度な運動を定期的にして、食べ過ぎないように注意しているのに、
痩せられない・・・」
「太らないように炭水化物や脂肪分を控えているのに・・・」
などと努力しているのに痩せられないと嘆いている人は少なくないようです。
しかし、そんな人たちの食事内容を調べて栄養分析してみると、
ファーストフードのハンバーガーばかり食べていたり、
コンビニのおにぎりだけだったり、
ポテトチップスやスナック菓子だけで食事を済ませたりなどで、
とてもバランスよく栄養を摂取しているとはいえないケースがよくあります。
どうしても、痩せたいと思いダイエットを始めたときの食事は、
いかにカロリーを控えるか・・・ということばかりを考えがちになりますが、
痩せるためには、栄養バランスを考えた食事がとても大切です。
人の体は、エネルギー代謝を高めて体脂肪を燃焼させるために、
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、
バランスの良い栄養素を必要とします。
これらの栄養素がバランスよく摂れないと、いくら運動して、食事量を減らしても、
エネルギー消費できない体になり、逆に、食事で摂取したものが消費しきれずに、
どんどん体脂肪として体に溜まって肥満に向かうことになってしまいます。
そもそも、体に必要な栄養が偏ったり、不足している状態の体は、
「いくら食べても、もの足りない・・・」という
満腹感が得られない異常食欲に陥り、食事した後も、
甘いケーキやアイスクリームなどを食べて、結局は食べ過ぎたり、
ストレスからドカ食いをすることになってしまいます。
つまり、1日に体が必要とする栄養素が、
どれか一つでも一定量に足りないと、満腹感を得られないわけです。
そこで、ダイエットを始めて食事を考えたときは、
まず、肉、魚、貝、豆類、卵、乳製品、油脂、海藻、野菜の9品目を
1日3食の規則正しい食事でバランスよく摂取するように心掛けましょう。
この9品目を食べることで、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル
などの栄養素がバランスよく摂取できて、新陳代謝が良くなり毛細血管が発達し、
体温も上がり、基礎代謝量が高まり“痩せやすい体”になります。
さらに、1日3食規則正しく食べることで、自然に食欲が抑えられるようになり、
余分なものを食べることがなくなり、食事を我慢するストレスがないので
ドカ食いなどを防ぐことができます。
また、ダイエットを効率良くスムーズに行うには、
基礎代謝量を高く維持することが大切になります。
そのためには、筋肉を強化して筋肉量をアップしなければなりませんが、
その場合、BCAAと呼ばれている分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、
イソロイシンを十分に摂取する必要があります。
このBCAAは、食物中のタンパク質を構成する必須アミノ酸で、
筋肉作りに大きくかかわっています。
健康的に痩せるために、
まずは、栄養バランスのよい食事を1日3食規則正しく摂ることを考えましょう!