ダイエットをしていると、「食事量を減らしたいのに、つい食べ過ぎてしまう・・・」
「お腹が空いていると我慢できない・・・」という悩みを抱えがちです。
特に40歳代以降は、若い頃と同じように食事制限をしても
思うように体重が落ちにくくなり、
無理な我慢によってダイエットが長続きしないこともあります。
そこで注目したいのが、食事による満腹感を上手に利用する方法です。
じゃがいもには、炭水化物だけではなく
「ポテトプロテイン」と呼ばれるたんぱく質も含まれています。
このポテトプロテインには、
食欲や満腹感に関係する消化管ホルモンの分泌に影響する可能性が研究されています。

ポテトプロテインとは?
じゃがいもというと、主成分はでんぷんというイメージが強いでしょう。
確かに、じゃがいもは炭水化物を多く含む食品ですが、
実はたんぱく質も含まれています。
じゃがいもに含まれるたんぱく質は「ポテトプロテイン」と呼ばれ、
その中には「パタチン」などの特徴的なたんぱく質が存在します。
そして近年、じゃがいものたんぱく質由来の成分と、
食欲・満腹感との関係が研究されています。
ここで大切なのは、
じゃがいもを食べれば必ず痩せるという意味ではないということです。
ダイエットで重要なのは、食事全体のエネルギー量や栄養バランスを整えながら、
自然に食べ過ぎを防ぐことです。
満腹感には「脳」と「腸」の連携が関係している
私たちが「お腹いっぱい」と感じる仕組みには、
脳だけではなく消化管も大きく関係しています。
食事をすると、胃や腸が食べ物を受け取ったことを感知し、
さまざまな消化管ホルモンが分泌されます。
これらのホルモンの中には、
脳に「もう十分食べました」という満腹シグナルを伝え、
食欲を抑える方向に働くものがあります。
つまり、食欲は単純に「意志が強いか弱いか」だけで決まるものではありません。
食べ物を消化・吸収する過程と、腸から脳への情報伝達が、
食欲のコントロールに関係しているのです。
そのため、満腹感を得やすい食品を上手に選ぶことは、
無理な我慢を減らすための一つの方法になります。
ポテトプロテインが満腹感に関係する理由
ポテトプロテインについては、動物実験やヒトを対象とした研究などで、
食欲調節に関係する消化管ホルモンへの影響が調べられています。
特に注目されているのが、満腹感に関係するホルモンです。
食事によって腸から分泌されるホルモンには、脳の摂食調節に作用し、
食欲を抑える方向に働くものがあります。
ポテトプロテインや、その消化によって生じるペプチドが
こうした仕組みに影響する可能性が考えられているのです。
ただし、「ポテトプロテインを食前に摂れば、
摂食中枢から満腹ホルモンが直接分泌される」という単純な仕組みではありません。
より正確には、腸管で栄養素が認識され、消化管ホルモンなどを介して
脳の食欲調節システムに信号が伝わると考えるとよいでしょう。
食前に摂るメリットはある?
ダイエットでは、「何を食べるか」だけでなく
「どのタイミングで食べるか」も気になるところです。
食前にたんぱく質を取り入れることで、
その後の食事における満腹感や食欲に影響する可能性があります。
もし食事前に満腹感を得やすくなれば、
「もう少し食べたい」
「ついおかわりしてしまう」
「食後に甘いものが欲しくなる」
といった食べ過ぎを防ぐきっかけになるかもしれません。
ただし、ポテトプロテインを摂ること自体が
脂肪を直接燃焼させるわけではありません。
ダイエットへのメリットは、
食欲をコントロールしやすくすることで、結果的に食べ過ぎを抑え、
エネルギー収支を整えやすくすることと考えるのが適切です。
じゃがいもそのものも上手に活用しよう
ポテトプロテインだけに注目するのではなく、
じゃがいもという食品全体の特徴にも目を向けてみましょう。
じゃがいもには、炭水化物のほか、
食物繊維、ビタミンC、カリウムなども含まれています。
特に、じゃがいもに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているため、
加熱による損失を受けにくいという特徴があります。
一方で、フライドポテトや大量のポテトチップスのように、
油や塩分を多く使った料理では、ダイエットという観点では注意が必要です。
じゃがいもを食べるなら、蒸す、ゆでる、焼くなど、
余分な油を増やさない調理法がおすすめです。
また、じゃがいもを主食のように大量に食べるのではなく、
ご飯やパンなどの他の炭水化物との量を調整することも大切です。
40歳代女性のダイエットは「我慢」より「満腹感」を味方に
40歳代以降のダイエットでは、極端に食事量を減らす方法はおすすめできません。
体重を落としたいからといって、
たんぱく質やビタミン、ミネラルまで不足してしまえば、
健康的な体づくりが難しくなります。
だからこそ、「少ない量を無理に我慢して食べる」のではなく、
適切な栄養を摂りながら、自然に満腹感を得るという考え方が重要です。
ポテトプロテインは、食欲や満腹感との関係が研究されている成分の一つです。
ただし、現時点で「食前にポテトプロテインを摂れば確実に痩せる」
と断定することはできません。
ダイエットの基本は、適切なエネルギー摂取量を守り、
たんぱく質、野菜、果物、主食などをバランスよく摂ること。
そして、筋トレやウォーキングなどの運動を組み合わせることです。
そのうえで、満腹感を上手に利用して食べ過ぎを防ぐ方法の一つとして、
ポテトプロテインに注目してみるとよいでしょう。
「食べないダイエット」から「満足して食べ過ぎないダイエット」へ。
この発想に切り替えることが、
無理なく続けられるダイエットへの第一歩になるかもしれません。

