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血液を構成している成分は・・・

 

全身に張りめぐらされている血管の中を流れる血液は、

腸から吸収した栄養素や水分と肺から吸収した酸素などを全身の細胞に運んだり、

老廃物を回収して腎臓へ運んだり、二酸化炭素を肺へ運んだりと、

人の生命を維持するためのライフラインとして、とても重要な働きをしています。

 

そんな血液が、血管の中をスムーズに流れて全身を駆け巡るには、

サラサラの状態でなければなりません。

 

よくテレビの健康番組などで、血液が流れる様子が

モニター画面に映し出されているというシーンが放送されますが、

この時、血液がスムーズに流れている映像の場合はサラサラの状態で、

逆に、部分的に止まっているようでうまく流れない様子は

ドロドロの状態ということになります。

 

健康な体を維持するには、サラサラ状態の血液を維持するということが

重要なカギとなりますが、そもそも血液は、

一体どんな成分で構成されているのでしょうか?

 

 

血液を構成している成分は、まずは、赤血球、白血球、血小板などの血球という

部分と、糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ホル赤血球モンなどを含んで

構成されている血漿という部分の2つに大きく分けられます。

 

そして、細胞組織である血球は血液成分の約45%

透明で液体状の血漿は約55%という割合になります。

 

血液が血管をスムーズに流れるにはサラサラの状態がベストなわけですが、

実は、血液は本来、ある程度の粘り気があり、少しドロリとした状態にあります。

 

ですが、健康的な血液であれば、

血管の中を滞りなく流れて全身を駆け巡ることができます。

 

しかし、血液の中の血球と血漿は、何らかの異常や刺激を感知したり、

血漿の量に対して血球の量が増え過ぎてしまうと、

粘り気を増すという特徴があります。

 

また、水分不足だったり、アルコールを摂り過ぎたり、寝不足だったりすると、

一時的に粘りが増してドロドロ状態になることもあります。

 

こうしたドロドロ状態が一時的なものであれば、おそらく問題はないと思いますが、

運動不足や食べ過ぎなどの悪い生活習慣が長く続いて、

慢性的なドロドロ状態に陥ると、とても危険です。

 

ドロドロの血液は、血管に大きな負担をかけ、

流れにくくなった血液を必死に流そうとして血圧を高くします。

 

すると、動脈硬化を引き起こして、

脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる重病を招く恐れが高まります。

 

サラサラな状態の血液が維持できるように、

毎日、栄養バランスの良い食事を適正分だけ、規則正しく摂るという食生活を守り、

さらに、積極的に運動し、タバコを控え、ストレスを溜めないなど、

健康的な規則正しい生活習慣を心がけましょう。

 

 

 

 

 

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