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血糖値は低ければ低いほど良い?低血糖の危険性を知る!

 

「血糖値が高いのは健康に悪い」という話は、よく耳にします。

 

そのため、ダイエットや健康のために「できるだけ血糖値を上げないようにしよう」

と考える人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、血糖値は低ければ低いほど良いというものではありません。

 

血糖値が高すぎることも問題ですが、

反対に血糖値が低くなりすぎる「低血糖」も、

体にとって危険な状態になることがあります。

 

特に、食事量を極端に減らすダイエットをしている人、食事を抜く習慣がある人、

激しい運動を長時間行う人などは、低血糖について知っておくことが大切です。

 

 

 

 

血糖値とは何?

 

血糖値とは、血液中に含まれているブドウ糖の濃度のことです。

 

ブドウ糖は、私たちの体を動かすための重要なエネルギー源です。

 

特に脳はブドウ糖を重要なエネルギー源として利用しているため、

血糖値が大きく低下すると、脳の働きにも影響が出ることがあります。

 

食事をすると、食べ物に含まれる糖質などからブドウ糖が供給され、

血糖値が上昇します。

 

その後、インスリンなどの働きによって血糖値は徐々に下がり、

一定の範囲に保たれます。

 

つまり、健康な体では血糖値が上がったり下がったりしながらも、

極端な変動を避けるように調節されているのです。

 

 

低血糖になるとどんな症状が出る?

 

一般的に、血糖値が70mg/dL未満になると

低血糖が意識されることが多くなります。

 

ただし、症状が出る数値には個人差があります。

 

血糖値が低下すると、まず体は「血糖値を上げなければならない」と反応します。

 

そのため、

・冷や汗

・手の震え

・動悸

・強い空腹感

・不安感

・集中力の低下

・イライラ

・めまい

・だるさ

などが現れることがあります。

 

さらに血糖値が大きく低下すると、判断力や意識が低下したり、

けいれんや意識障害などにつながったりすることもあります。

 

特に注意したいのが、本人が低血糖に気づかないまま症状が進んでしまうケースです。

 

 

「食べなければ痩せる」は危険な考え方

 

ダイエットでは「摂取カロリーを減らすこと」が重要ですが、

だからといって食事を極端に減らせばよいわけではありません。

 

朝食を抜き、昼食も少量、夕食も控える。

 

そして、その状態で運動をする・・・。

 

このような生活を続けていると、

エネルギー不足になり、体調を崩す原因になることがあります。

 

また、強い空腹状態が続くと、次の食事で一気に食べてしまうこともあります。

 

「痩せたいから食べない」→「強い空腹になる」→「我慢できずに食べ過ぎる」→

「また食事を極端に減らす」という悪循環につながる可能性があります。

 

ダイエットで大切なのは、単純に食事量を極端に減らすことではなく、

必要な栄養素とエネルギーを確保しながら、無理なく摂取量を調整することです。

 

 

運動をするときも低血糖に注意

 

運動は健康や体づくりに役立ちますが、長時間・高強度の運動をすると、

筋肉が多くのエネルギーを消費します。

 

特に、食事を十分に取っていない状態で激しい運動をすると、

エネルギー不足を起こしやすくなります。

 

「早く痩せたいから、食事を減らして運動量を増やす」という方法は、

必ずしも健康的なダイエットとはいえません。

 

運動する日は、食事から必要なエネルギーや栄養素を確保し、

体調を確認しながら運動することが大切です。

 

 

血糖値は「安定」が大切

 

健康を考えるうえで重要なのは、

「血糖値をできるだけ低くする」ことではありません。

 

むしろ、血糖値が必要以上に上がったり下がったりする状態を避け、

適切な範囲で安定させることが重要です。

 

そのためには、食事を抜くのではなく、

主食・主菜・副菜などを組み合わせたバランスのよい食事を基本にしましょう。

 

また、糖質だけを大量に食べるのではなく、

たんぱく質や食物繊維などを含む食品と組み合わせることも、

食後の血糖値の急激な変化を抑える食べ方につながります。

 

そして、十分な睡眠をとり、

適度に体を動かすことも健康的な血糖コントロールには欠かせません。

 

 

低血糖の症状が出たら無理をしない

 

冷や汗、手の震え、強い空腹感、動悸、集中力低下など、

低血糖を疑う症状がある場合は、

無理に我慢して運動や仕事を続けないことが大切です。

 

糖尿病の治療薬を使用している人では、薬によって低血糖が起こることがあります。

 

この場合は自己判断で薬を変更せず、主治医に相談しましょう。

 

意識がもうろうとしている人や意識を失っている人には、

口から無理に食べ物や飲み物を与えてはいけません。

 

周囲の人は緊急対応を行い、必要に応じて救急要請をしてください。

 

 

「血糖値が高い=悪い」「血糖値が低い=良い」と単純に考えることはできません。

 

血糖値は、脳や筋肉などが活動するためにも必要な大切なエネルギー源です。

 

高すぎても問題になりますが、低くなりすぎても、冷や汗や震え、

集中力低下などの症状が現れ、重症になると意識障害などにつながることがあります。

 

特にダイエットでは、食事を抜いたり、

極端に糖質やエネルギーを制限したりするのではなく、

必要な栄養を確保しながら無理なく体重を管理することが大切です。

 

健康的なダイエットとは、血糖値を極端に下げることではなく、

体に必要なエネルギーを確保しながら、

血糖値をできるだけ安定させる生活を目指すこと。

 

「食べないほど痩せる」という考え方から卒業して、

体の仕組みを理解した無理のないダイエットを心がけましょう。