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不調のあらわれは自律神経の乱れかも・・・

 

頭痛、動悸、めまい、腰痛、肩こりなどの症状があらわれて、

病院で検査してもらっても原因が分からないというケースはよくあります。

 

さらに「気分が沈んで暗い・・・」

「怒りっぽくなっていつもイライラしている・・・」

「気力の低下を感じる・・・」など、

何も原因が分からず、精神的な不調に陥ることもあります。

 

これらの症状の原因に挙げられるのは「自律神経」の乱れです。

 

 

さらに、ダイエットの成功も自律神経がかかわっているといわれています。

 

自律神経は、体温、心拍数、血圧、血糖値、ホルモン分泌、消化吸収など、

体内のさまざまな器官をコントロールしていますので、

食欲と体脂肪燃焼にも大きく影響を与えます。

 

もし、自律神経の乱れから食欲と体脂肪燃焼の機能が

うまくコントロールすることができなくなっていたら、

いくら効果的な運動をしても、食欲のほうが勝ってしまい痩せることができません。

 

今まで、正しい手法でダイエットを実践しているのに、

なかなか効果があらわれないという人は、自律神経を整えることを考えてみて下さい。

 

そもそも“神経”とは、体内で、一体どんな働きをしているのでしょうか。

 

神経は、脳と体内の各器官をつなぐ情報ラインで、

皮膚や体のあらゆる部位からの刺激は、

この神経を伝わって脳や各器官に情報として送られ、

それぞれの反応や働きを引き起こします。

 

例えば、転んだりして肌が傷つくと、神経から脳に情報が伝わって痛みを感じ、

また、ゴミやほこりが鼻の粘膜につくと、その刺激が神経を通じて筋肉に伝わり、

防御反応として、くしゃみとしてあらわれます。

 

こうした情報ラインの神経は、脳から脊髄を結ぶ「中枢神経」と、

そこから体内の各部位に網目のように張り巡らされている

末梢神経」の2つに大きく分けられます。

 

さらに「末梢神経」は、「体性神経」と「自律神経」に分かれます。

 

体性神経」は、痛みなどの感覚を伝える「知覚神経」と、

手足を動かすなど運動にかかわる「運動神経」があり、

一方の「自律神経」は、「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、

呼吸、循環、消化などの生命維持にかかわる神経で、意思とは無関係で働き、

自分でコントロールすることができません。

 

その中で、「自律神経」は、

体内の隅々までにめぐる血流のコントロールにかかわっています。

 

体内には、何兆個ともいわれる多くの細胞がしっかり機能することで、

健康が維持されています。

 

そのためには、それぞれの細胞にエネルギーとなる栄養素と酸素を

血流を通じて届けることが必要ですが、自律神経が乱れてコントロール不能に陥り、

血流が悪化してしまうと、十分な栄養素と酸素が細胞まで届かなくなり、

各細胞の働きが低下してしまいます。

 

すると、胃や腸などの内臓をはじめ、各器官の働きが鈍くなり、

呼吸、循環、消化が悪くなって、さまざまな不調があらわれます。

 

さらに、脳細胞も衰えるので、記憶力や判断力が悪くなり、

また、肌や髪、爪などの細胞の再生力も落ちて老化が進むことになります。

 

こうした不調を防ぐには、常に自律神経を整えるように意識していることが大切です。

 

もともと自律神経は、

男性30歳代、女性40歳代で乱れやすくなるといわれています。

 

加齢も自律神経の働きに影響するということですが、

日頃から、ストレスを溜めない、夜更かしはしないなど、

規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。

 

そして、適度な運動は自律神経の機能を高めるといわれているので、

積極的に体を動かすような活発な日々を送りましょう。

 

 

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