最近、美しい体型を目指して、
筋力トレーニングに励んでいる人は大勢いらっしゃいます。
筋力トレーニングでしっかり筋肉を鍛えれば、誰もが羨む美ボディになり、
さらに、基礎代謝量がアップし、
1日あたりの消費エネルギー量が増えて痩せやすい体に変わります。
そこに、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を加えれば、
最も効果的なダイエット法になります。
しかし、こうしたダイエットも、しっかりと食事管理ができていることが大前提です。
ダイエットを単純にいえば、1日あたりの総消費エネルギー量が、
総摂取エネルギー量を上回るという赤字収支の生活習慣を
作ることができれば痩せられます。
そのために、一生懸命運動して、なんとか消費エネルギー量をアップしようと
努力しているわけですが、
その中で、なかなか食事管理ができないという人が少なくないようです。
消費エネルギー量をアップするために、運動でいくら汗を流しても、
それ以上のエネルギー量を食事で摂取していては、もちろん痩せられないし、
ただ疲れるために汗を流しているだけというわけです。
人の体は、有酸素運動を始めてから15~20分間くらいは、
体脂肪よりも先に、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンといわれる糖質が
エネルギー源になりますが、このグリコーゲンが消費されると、
体はそれを早く補おうと働きます。
すると、糖質がほしくなります。
つまり、運動後は、ごはん、パン、ラーメン、甘いものなどが食べたくなり、
それが食事管理を難しくする原因の一つになります。
また、太る原因のほとんどは、食べ過ぎの食生活によるものです。
このように、しっかり食事管理ができないという人には、
プロテインを1食置き換えての摂取カロリーコントロールをオススメします。
プロテインとは、タンパク質のことで、正しくは「プロテインパウダー」といい、
タンパク質の粉だけでなく、さまざまな栄養素がバランスよく配合され、
しかも低カロリーのサプリメントとなっています。
そして、人の体は筋肉をはじめ、血液、髪、爪、ホルモンなど、
ほとんどがタンパク質でできているので、プロテインは体作りの材料となり、
とても重要な栄養素になります。
しかし、大幅なカロリーセーブは、筋肉を消費させてしまい、
ダイエットには逆効果となるので、
基本は、栄養バランスのよい食事を適正分だけ規則正しく摂るということです。
朝か昼の1食を低カロリーのプロテインに置き換えることで、
カロリー摂取オーバーを抑えながら、
体が必要とする量のタンパク質をしっかり補うことができます。
その結果、筋力トレーニングをしていれば筋肉量アップにつながり、
免疫力のアップや美容面の効果も期待できます。
また、炭水化物や脂肪は多量に摂ってしまうと、
エネルギーとして使われずに余った分は、
そのまま体脂肪として蓄えられてしまいますが、
タンパク質は、体内で一旦、アミノ酸に分解されて、
さまざまな部分で利用されるので、体脂肪になりにくいといえます。