以前は、女性が筋力トレーニングというと
「ボディビルダーのようなムキムキの体はイヤ・・・」
「筋トレは男性だけの運動・・・」などといったイメージを持ち、
敬遠する人が多い感じでした。
ですが、今は、スポーツジムなどに通って
筋力トレーンングをしている女性が急増しています。
また、エアロバイクやランニングマシンを使って有酸素運動をしたり、
街の中をウォーキングやジョギングしている女性も多くいらっしゃいます。

筋力トレーニングは筋肉を鍛えることで基礎代謝量のアップにつながり、
ウエスト、お尻、脚、二の腕などのラインをスマートに整えるボディメイクができて、
さらに、成長ホルモンの分泌を促して、美容やアンチエイジング効果も期待できます。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は体脂肪を燃焼し、
心臓や肺の機能が高まり、血行が良くなり、むくみが改善され、
デトックス効果などが期待できます。
このようなダイエット効果と健康維持を目的に筋力トレーニングや
有酸素運動に励んでいるわけですが、ダイエット効果を期待するなら、
まずは「運動より食事」という考えを持つことが必要です。
最近は、ダイエット成功のカギは、運動が2割、食事が8割ぐらいとう考えが
一般的になりました。
結局は、いくら運動しても食事コントロールができなければ
痩せられないというわけです。
とはいえ、無理して大幅な食事制限をすると、
体脂肪より筋肉のほうが多く落ちてしまい、
リバウンドしやすく太りやすい体に変わり、
体調だけでなく美容面にも悪影響を及ぼすようになります。
健康的に痩せるには、栄養バランスを考えた食事を規則正しく、
そして、適正分だけ食べるという食事コントロールが大前提となります。
そんな中で、ダイエット効果が期待できると人気になっている手法が
低糖質ダイエットです。
糖質は主食となるごはんやパンといった穀類、ラーメンやうどん、そば、
パスタといった麺類などの炭水化物の食品に多く含まれています。
この糖質を摂取すると、血糖値が上昇しますが、
このとき膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて血液中の糖分を
肝臓、筋肉、脂肪などの組織に取り込ませて血糖値を下げます。
問題は、これを繰り返すことで肝臓や筋肉だけでなく
中性脂肪に変えて体脂肪として体内に蓄えられるということです。
つまり、糖質の摂取を制限すれば血糖値の上昇を抑え、
インスリンの分泌を抑制して脂肪の合成を防いで痩せるというわけです。
ですが、糖質を制限するということは簡単ではありません。

もちろん、完全に糖質ゼロというわけではありませんが、
ごはんや麺類などは日本人の食事の主役といえるもので、
子供の頃から深く根づいている食習慣です。
それを無理に制限すると、ストレスが溜まって続かなくなり、
最悪はストレスからドカ食いに走るということになってしまいます。
なので、まずは砂糖を控えることから始めてみましょう。
精製された白砂糖は、完全に摂取ゼロにしても、
何ひとつ体に悪いことはありません。
逆に体にとってはいいことで、さらに、糖質制限になります。
ケーキや菓子パン、スナック菓子などを控えるのは当然ですが、
砂糖入りの缶コーヒーやスポーツドリンク、エナジードリンクなどは
多くの糖分が含まれています。
また、フルーツの食べ過ぎにも注意が必要です。
このようなものを控えれば、かなりの糖質制限になります。
低糖質ダイエットを始める前に、まずは砂糖を控えることを心がけましょう。
