早朝から街の中をウォーキングやジョギングしている人をよく見かけます。
また、スポーツジムなどを覗いてみると、エアロバイクやランニングマシンを使って
汗を流している人がたくさんいらっしゃいます。
このようにウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、
体脂肪を燃焼するという効果があってダイエット中の人には、
とても人気があり“ダイエットの王道”とまでいわれている運動です。
しかし、実際に体脂肪を燃焼する量は、ほんの僅かで、
ある程度の量の体脂肪を燃焼するには、かなりの時間が必要となり、
多くの時間をかける割に効率が良くないということになります。
現在、最も効率の良いダイエット法とされているのは、
基礎代謝量を高めることです。
基礎代謝とは、呼吸をしたり、心臓や内臓などを動かしたり、
体温を保つために熱を作ったりして、
生命を維持するために最低限必要なエネルギー代謝のことです。
この基礎代謝量に対して、日常生活の中で動いたり、仕事で力を使ったり、
スポーツで体を動かすなどで使われるエネルギーが活動代謝と呼ばれます。
人が1日に消費されるカロリー量は基礎代謝量と活動代謝の2つに大きく分けられ、
そのうち基礎代謝量は、どんなに活動的で、かなりの運動量と思われても、
活動代謝量よりも多いというのが基本で、一般的な社会生活をしている人なら、
1日の総消費カロリー量の60~70%を占めるといわれています。
例えば、1日あたりの総消費カロリーが2500キロカロリーの場合、
そのうち1500~1750キロカロリーは、基礎代謝に相当するというわけです。
しかも、基礎代謝量は、何もしないでじっと椅子に座っていたり、
寝ている時でも常に消費されており、ダイエットをするには、
とても都合の良いエネルギー代謝になります。
なので、この基礎代謝量を高く保つことができれば、
特別に有酸素運動などを何もしなくても、1日あたりの総消費カロリーが高くなり、
痩せやすい体になるということです。
それでは、この基礎代謝量を高く保つには、どうしたらいいのでしょうか?
実は、体内で最も多く基礎代謝として消費される器官は筋肉で、
基礎代謝量と筋肉は、正比例関係にあります。
なぜ、筋肉が最も多く消費されるかというと、筋肉は熱を作り出しているからで、
体の熱生産は筋肉が約60%を占めています。
このことから、筋力トレーニングなどの無酸素運動で鍛えて、
筋肉量をアップすれば自然と基礎代謝量が高まり、痩せやすい体に変わってきます。
ちなみに筋肉が1キログラム増えると、1日あたり約50キロカロリーくらい
基礎代謝量が増えるといわれています。
もし、これからダイエットを志そうとするなら、
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動より、
筋肉量をアップする筋力トレーニングのほうを優先して行うべきです。
しかし、中には、食事制限だけで痩せようと考えたり、
大幅な食事制限を勧めているようなダイエット法もあります。
確かに、無理して食事制限を続ければ、体重は徐々に落ちていきますが、
その中身の半分以上は筋肉の減少によるものです。
食事制限だけによるダイエット法は、筋肉量が減り、
その結果、基礎代謝量が低下して太りやすい体に変わり、
必ずリバウンドが待っています。
このような結果にならないように十分注意して下さい。
もし、有酸素運動を行うなら、筋力トレーニングの後に行えば、
体脂肪の燃焼効果がアップします。