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40歳を過ぎたあたりから目立って消費エネルギーが落ちてしまう

 

「20歳代の頃から変らない生活習慣と食事量なのに、

40歳を過ぎたあたりから、徐々に体重が増えてきた・・・」

と感じている人は多いのではないでしょうか。

 

このように、30歳代後半から40歳代に入ると、

生活習慣や食事量は変ってないのに、お腹のポッコリが目立ち、

体型が肥満化していく人が増えてきます。

 

この原因は、一体何なのでしょうか?

 

そもそも現代社会で生きる日本人は、総じて運動不足といわれています。

 

 

30、40歳代になると、仕事や家庭の事情などから自分の時間を持てなくなり、

若い頃のように休日に趣味のスポーツなどを楽しむ機会がなくなるという要因もありますが、

どうしても運動不足になりやすいという現代社会の生活スタイルであることは確かです。

 

例えば、通勤や買い物は電車やバスに乗り、

オフィスではエレベーターやエスカレーターを使い、

地方では、隣の家に行くにも車が当たり前、

さらに、いろんなものが便利になってどんどん体を動かす機会が減っています。

 

こうした運動不足の生活環境に加え、人の体も年齢を重ねるとともに加齢の影響で、

徐々に消費エネルギーが落ちていきます。

 

40歳を過ぎたあたりから目立って消費エネルギーが落ちてしまう主な原因は、

筋肉の衰えです。

 

一般的に、人の筋肉は30歳代の男性で体重の約40~45%、

女性は約35~40%を占めていますが、

これといった運動を何もせず、運動不足の状態で年齢を重ねると、

同時に筋肉量も老化でどんどん減少していきます。

 

筋肉は、体の中で最も多くのエネルギーを消費してくれるところなので、

筋肉量の減少は、基礎代謝量の低下を招き、

そのまま1日あたりの総消費エネルギーの減少につながります。

 

それにもかかわらず、若い頃と同じ量の食事を摂っていれば、

当然、過食になって消費し切れないエネルギーが体脂肪としてお腹まわりに貯め込まれ、

それが過剰に蓄積すると内臓脂肪型肥満となるわけです。

 

また、老化による筋肉量の減少は、特に足腰の筋肉に目立ってあらわれ、

1年歳を取るごとに1%ずつ減少するといわれています。

 

なので、30歳から50年歳を取った80歳になると、

筋肉量は半分までに減るということになります。

 

30歳代で足腰が弱いと感じている人は、80歳になった時には、

もう自分の脚で自由に歩くこともできない状態になっている可能性が十分にあります。

 

このように老化による筋肉量の低下は、

肥満体型に変って見た目が悪くなるだけでなく、

健康に害を及ぼし、老後の生活にも悪影響を与えてしまいます。

 

筋肉の衰えが目立つようになる前に、さっそく筋力トレーニングを始めて、

いつまでも健康でいられる体を作りましょう。

 

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